豊胸手術に使われる材料

豊胸手術はバストアップをするための手術です。バストアップするための材料は、どれだけ大きくしたいか、予算がどれだけ用意できるかなどによって異なってきます。使われる材料によるメリット・デメリット、ダウンタイムや必要なアフターケア、料金のことなど違いを知ることで、自分はどの材料を使った豊胸手術が向いているかがわかってきます。

→豊胸にもアフターケアは必要なので豊胸法に応じた適切なケアをしよう


ヒアルロン酸を使ったプチ豊胸

手軽に少しだけバストアップしたいというときに向いている材料が、ヒアルロン酸です。ヒアルロン酸を注射を使って注入することによって、豊胸していく方法は体に傷跡ができず、比較的簡単にバストアップをすることができます。

バスト全体をワンカップ程度大きくすることができるほか、肌にハリを出すことができたり、内側や外側など自由にボリュームを出したい部分を決められる、左右の大きさのバランスを整えるなど自分の悩みにあったデザインにすることが可能な施術です。

触り心地が自然な感触であることも特徴となっています。メスを使ったしないためダウンタイムがなく、元々体に存在しているヒアルロン酸を使っているためアレルギー反応を起こすことがほとんどないとされています。ただし、注入するヒアルロン酸の種類によって違ってきますが、1〜3年程度で体内に吸収されてしまいます。

また、ヒアルロン酸の価格が比較的高く大きくバストアップしたい場合には、料金が高くなることもあります。

→手術から注射まである豊胸の方法と費用とは

長期的にバストアップしたときに向いているアクアフィリング

ヒアルロン酸よりも長い持続期間の方法を選びたいという人に向いているのが、アクアフィリング豊胸です。アクアフィリングという薬剤を注入することによって、バストアップしていく方法になります。アクアフィリングはヨーロッパで安全性が確認された薬剤で、98%の水分が材料となっています。

そのため柔らかく自然な感触に仕上がるのです。ヒアルロン酸とは異なり持続性があるため、3〜8年程度は持続するとされています。ヒアルロン酸の場合は、硬くなってしまうケースもありますが、アクアフィリングは体の組織と馴染みがいいため硬くなりにくく柔らかさを保てるようです。

また、1〜2カップと注入するだけですが、しっかりボリュームアップできます。ダウンタイムがなく、傷跡が残りにくいというメリットがある反面、最新技術のためしっかり安全性が確立されていないのが現状です。一回の費用がヒアルロン酸よりも高くなっていて、大きくバストアップしたいときには不向きな方法と言えます。

→豊胸を実現したいなら水分が決め手

エステでできる光豊胸

病院で豊胸手術を行うのに抵抗がある人には、エステサロンでできる光豊胸という方法もあります。メスを使わず、何かを注入するわけではないためエステサロンのバストアップメニューとして人気です。IBE光という特殊な光をバストに当てることによって、バスト内の細胞を活性化することができます。

固まっていたリンパ液や血液の流れを良くすることで、圧迫された脂肪細胞に隙間ができて結果的にバストアップしやすくなるという方法になります。細胞の活性化などを促すことで、靭帯の弾力を取り戻したり、栄養を行き渡らせやすくするなどの効果もあります。

そのためバストアップした胸は萎みにくく、綺麗な胸を保つ効果が期待できます。安全性が高い方法ですが、劇的にバストアップするわけではないため注意が必要です。もともと痩せていて脂肪がない人も、効果があまり期待できない方法となっています向き不向きがある上、定期的にエステサロンに行くことで効果が発揮されます。

同時に自分でバストマッサージをするなどの、セルフケアも行っていく手間も必要です。

確実に大きくしたいのに向いている豊胸バッグ挿入

理想のバストアップをしたいのであれば、シリコンなどの材料を使ったバッグを挿入する方法が効果的です。豊胸バッグを乳腺下などの部分から挿入することで、確実にバストアップすることができる方法になります。使われるバッグは、シリコンジェルやハイドロジェルなどが使われていて、患者の体の状態や希望するサイズ、触った時の感触などに合わせて選んでいきます。

挿入バッグのメリットは、1〜5カップと幅広いサイズを選ぶことができることが挙げられます。痩せている人でもバストアップ可能で、半永久的な持続ができます。また、2カップ以上のサイズUPの場合は他の方法に比べて価格が安いです。

ただし、メスを使ってバッグを挿入するため傷跡ができてしまうことがある、バッグが破損すると中の材料が体内に入ってしまうなどのリスクがあります。材料によっては安全性が確保されていないものもあるため、しっかり医師と相談した上で挿入することが重要です。

他にも、異物を挿入するため拒絶反応が出てしまう、形が不自然に見えることもあるなどのデメリットもあります。

→エステサロンで器具を使った豊胸にチャレンジしよう

自分の細胞を材料にする脂肪注入

異物を体の中に入れることに抵抗がある場合には、自分の脂肪の多い部分から脂肪を抽出して、バストに注入する脂肪注入法という方法が選べます。自分の体の脂肪を使うことで、拒絶反応のリスクが少なく、比較的安全なのが特徴です。

太腿などの脂肪が多くついている部分から脂肪を抽出し、古い脂肪や不純物を取り除いて幹細胞を多く混ぜるなどしてバストに注入していきます。脂肪をそのまま注入しているため柔らかい感触になります。太腿などから脂肪を取るので、同時に部分痩せの効果も。

メスを使わず注射を使って注入するため体に負担が少なく、傷跡ができず、ダウンタイムが短いのもメリットと言えます。大きくバストアップさせることは難しく、注入した細胞が定着するのは約30〜50%程度と言われています。

大きくバストアップしたい場合には、何度も施術することが求められるでしょう。また、短期間で施術をすると細胞の定着率が低くなってバストアップすることが難しくなります。しこりになってしまうこともあるため、技術力の高い医師のもとで施術することが良いとされています。

脂肪が材料ですので、痩せ型の人にも向いていないのにも注意が必要です。


バストアップするためには

バストアップするためには豊胸手術は確実です。

しかし、豊胸手術と言っても種類は豊富ですので、自分にあった方法を見つけていくことが必要です。しかし、費用の安さだけに注目してクリニックを選んでしまうと、自分の思う通りにバストアップ できなかったというケースはよくあります。

そのため、料金だけではなく技術力が高く信頼できる医師のもとでしっかり相談して豊胸していきます。